英議会 「安楽死選ぶ権利認める」法案
イギリス議会で「安楽死」を選ぶ権利を認める法案が提出されました。 現地メディアによりますと、16日、イギリス下院に提出された法案では、安楽死を選択できるのはイングランドかウェールズに住む成人で、余命6カ月から1年と診断された患者に限られ、医師と裁判官の承認が必要とするなどの内容とみられています。 【映像】市民の声 安楽死法案は2015年に否決されていますが、世論調査では国民の約7割が安楽死を認める法改正を支持しています。 「病状末期の人は尊厳死により救われるかもしれない」(英国民・女性) 「60%賛成です。でも残念ながら法律の抜け穴があって、死ぬ必要のない人が亡くなるのが心配です」(英国民・男性) 法案の1回目の採決は11月29日予定されています。 オランダやベルギー、カナダなどでは患者の意思により医師が薬物投与などで死に介入する安楽死が合法化されています。スイスでは医師が処方した薬を患者本人が体内に取り込み死に至る「自殺ほう助」が容認されています。(ANNニュース)
ABEMA TIMES編集部