関東甲信が統計史上2番目に遅い梅雨入り…でも梅雨明けは平年並みの可能性 “短期集中型の大雨”に警戒【Nスタ解説】
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近畿から関東甲信にかけて梅雨入りが発表されました。いずれも、平年と比べると2週間ほど遅い梅雨入りです。 【写真を見る】関東甲信が統計史上2番目に遅い梅雨入り…でも梅雨明けは平年並みの可能性 “短期集中型の大雨”に警戒【Nスタ解説】 ■鹿児島に線状降水帯発生 記録的な大雨に 日比麻音子キャスター: 21日、鹿児島県では線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が降り続けました。 【鹿児島県に線状降水帯発生】 21日の指宿市は… ・1時間 最大雨量 67.5ミリ ・降り始めからの雨量 400ミリ超 ・24時間降水量 観測史上1位 ・鹿児島県の広い範囲に土砂災害警戒情報(21日 午前10時に解除) 森田正光 気象予報士: 通常、1日の最大雨量50ミリが警報の基準となっています。21日の指宿市は67.5ミリでしたので、それを大幅に上回っています。 さらに降り始めからの雨量は、200ミリを超えると災害が出るとされています。今回、指宿市では400ミリを超えていましたので、人口密集地であれば大きな災害に繋がる可能性もありました。 もともと指宿市は雨の多い地域なのですが、今回は24時間降水量が観測史上1位となり、さらなる量が降ったということになります。 日比キャスター: 鹿児島県では広い範囲で土砂災害警戒情報が出されていましたが、21日午前10時には解除されました。 今後、雨はどのくらい降り続けるのでしょうか。 森田気象予報士: これからまた次の梅雨前線が強まる時期に入ってきますので、22日も降ると思います。雨が降った地域は地盤が緩んでいますので、警戒が必要です。 ■関東甲信など梅雨入り “短期集中型の大雨”警戒 日比キャスター: 21日は近畿・東海・関東甲信で梅雨入りとなりました。一方で、沖縄は20日に梅雨が明けました。 森田気象予報士: 沖縄の梅雨が明けると、梅雨前線は西に向かいますので、教科書通りの梅雨入りとなっています。中国地方は22日に梅雨入りとなる見込みです。 日比キャスター: 関東の平年の梅雨入りは6月7日ころ、梅雨明けは7月19日ころで、期間は約43日ということです。今年の梅雨入りは統計開始以降、2番目の遅さとなりました。