【広島】逆転負け 再び4位に転落...9月は連勝なく4勝15敗 森下は涌井に二塁打から決勝点許し9敗目 矢野が22球粘る日本記録も霧散
■プロ野球 中日2ー1広島 (22日 バンテリンドーム) 広島は中日に逆転負け、65勝63敗分の貯金2でDeNAと入れ代わり再び4位に転落した。9月は連勝がなく4勝15敗、今季バンテリンドームでは3勝8敗1分の借金5となった。森下は6回2失点で自身5連敗の9敗目。打線は初回に小園のタイムリーで先制も2回以降はわずか2安打に終わった。 スタメンは1番ライト・野間、2番ショート・矢野、3番センター・秋山、4番サード・小園、5番ファースト・坂倉、6番レフト・末包、7番セカンド・菊池、8番ピッチャー・森下、9番キャッチャー・會澤のオーダーを組んだ。 中日の先発・涌井に1回、野間が左安打、矢野の犠打で1死二塁から秋山が左飛も小園がレフトへタイムリーを運び1点を先制する。 先発・森下は中5日で今季22度目の登板、試合前まで10勝8敗、リーグ8位・防御率2.44。前回の9月16日・DeNA戦(マツダ)は今季初の中5日で5回を8安打、今季ワースト6失点で負け投手、自身4連敗中。今季の中日戦は4度目、2勝1敗、防御率0.82でセ・リーグ対戦球団別では最も相性が良かった。 森下は1回2死から福永に中安打も石川昂を空振り三振に取る立ち上がり。だが2回、細川に四球、宇佐見に右安打で無死一・三塁から鵜飼の二ゴロ間に1ー1の同点に追いつかれる。 4回の攻撃で先頭・秋山が遊内安打も小園は三ゴロ、坂倉は遊ゴロで代わった坂倉が二盗を決めるも末包は中飛で勝ち越せず。 森下は3、4回は無安打に抑える。5回1死から涌井に今季初安打ツーベースを左中間に運ばれる。岡林の中飛で2死三塁となり村松にライトへタイムリーを弾き返され、1ー2と勝ち越される。 6回の攻撃で1死から矢野が日本記録となる22球を粘って四球をもぎ取る。だが秋山は左飛、涌井の牽制悪送球に小園は四球で2死一・三塁とするが坂倉は一ゴロで同点に追いつけない。1打席の最多は19球が日本記録だった。 森下は6回、先頭・宇佐見に右安打も鵜飼を右飛、板山を二ゴロ併殺打に打ち取った。森下は6回を93球、6安打、3四球、2奪三振の2失点(自責2)で降板。 7回の攻撃は中日2番手・藤嶋に末包は空振り三振、菊池は左飛、代打・林は空振り三振に倒れた。 8回の攻撃が中日3番手・松山に代打・磯村が四球で代走・羽月、野間は投ゴロで1死二塁に。矢野がライト前にヒットを飛ばすも羽月は本塁憤死。なお2死二塁も秋山は投ゴロに倒れて同点とはならず。 9回の攻撃は中日の守護神・マルティネスに小園、坂倉、末包と三者凡退した。