箱根路エントリ―選手の出身高校、最多は埼玉栄の11人…都道府県別でも埼玉が千葉に代わってトップに
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、2025年1月2、3日に行われる。12月10日に行われた今回のチームエントリー(各チーム16人以内)から、登録選手を出身高校別に見ると、埼玉栄(埼玉)の11人が最多で、洛南(京都)が10人、世羅(広島)が8人と続き、高校駅伝界の強豪校が上位に並ぶ。 第101回箱根駅伝エントリー選手一覧…1万mランキングもチェック
今回エントリーされたのは学校の所在地である46都道府県(徳島県を除く)から328人、ケニアから8人の計336人。
埼玉栄は全国高校駅伝で22年が4位、23年が5位と近年は上位の成績を収め、24年の大会にも8年連続44回目の出場を決めた。登録された選手は1万メートルで27分台の記録を持つ本間颯(中央大)、過去大会で復路に出場経験のある国学院大の佐藤快成、吉田蔵之介など11人で、国学院大、中央大、大東文化大にそれぞれ2人など関東学生連合チームを含む8チームに11人が散らばっている。
10人の洛南は、佐藤圭汰(駒沢大)、若林宏樹(青山学院大)、溜池一太(中央大)など各校の主力選手も多く、中央大に3人など、やはり8チームに選手が登録されている。
全国高校駅伝で20、21年に連覇するなど最多11度の優勝経験を持つ世羅は8人。
以下、7人の佐久長聖(長野)、大牟田(福岡)、6人が学法石川(福島)、国学院久我山(東京)、西脇工(兵庫)、九州学院(熊本)。5人が仙台育英(宮城)、東京農大二(群馬)、小林(宮崎)と、駅伝ファンにはおなじみの学校が並ぶ。
出身校の都道府県別では、22人の埼玉が、過去7年連続トップだった千葉にかわって最多となった。埼玉栄(11人)、東京農大三(2人)など11校の出身者が登録されている。2位は18人の東京(国学院久我山など7校)で、以下、16人の熊本(九州学院など7校)、15人の千葉(八千代松陰、市船橋など9校)、愛知(豊川、名経大高蔵など6校)が続く。このほか、10人以上が登録されたのは京都、福岡、神奈川、兵庫、広島、鹿児島、福島、群馬の8府県。徳島は前々回、前回に続き登録なしとなった。