一時はトップ4も狙えるかと思ったが…… “8戦未勝利”と出口が見えなくなったブライトンに不足しているリーダーシップ
もったいないゲームが続いている
シーズン前半戦はトップ4入りも夢ではないかと思われたが、ブライトンが迷路から抜け出せなくなっている。 始まりは11月末のサウサンプトン戦からで、そこからブライトンは8試合を戦って0勝6分2敗と白星が1つもない。サウサンプトン(1-1)、レスター・シティ(2-2)、クリスタル・パレス(1-3)など格下かと思われた相手に勝ち点を取りこぼしていて、順位は10位まで下がってしまった。 地元メディア『Sussex World』は、いくつか改善すべきポイントを挙げているが、そのうちの1つに『リーダーシップ』が挙げられている。昨夏には多くの新戦力が加わったが、その一方でアダム・ララーナやパスカル・グロスのようなベテランが退団。チームに明確なリーダーが不足しているとの意見だ。 それは今季よりチームを指揮する31歳の青年指揮官ファビアン・ヒュルツェラーも同じだ。ドイツのFCザンクトパウリで指揮官を務めてきたとはいえ、決して経験豊富なタイプではない。 加えてここ数試合はミスからの失点が目立つ。同メディアもそこを問題視していて、今季のブライトンは自分たちのミスから計8失点を喫していると紹介されている。アグレッシブに自陣から繋いでいくスタイルもいいが、そこでミスをすれば大ピンチとなる。 スコアレスドローに終わったブレントフォード戦を除けば、直近8試合では得点を奪えている。問題はリードを守れないところにあり、もったいない失点を減らさなければならない。ここから11日のFA杯・3回戦ノリッジ・シティ戦を挟み、16日にはイプスウィッチ・タウンとのリーグ戦が控える。イプスウィッチは勢いに乗っている昇格組ではあるが、戦力的にはブライトンが上だ。ここで悪い流れを止めたいところだが、勝ち点3を獲れるか。
構成/ザ・ワールド編集部
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