7ヘクタールに500万本のコスモスそよぐ 6日にまつり/兵庫・丹波市
秋を彩る花・コスモスが、兵庫県丹波市氷上町清住のコスモス園で見ごろを迎えている。広さは約7ヘクタール、500万本が咲く。6日には「コスモスまつり」として飲食などのテントが並ぶ。 清住は県内最大、関西でも有数のカタクリの群生地としても知られていて、地域の人たちが村おこし実行委員会を作って「春のカタクリ、秋のコスモス」で活性化に取り組んでいる。 コスモスの栽培は30年ほど前から続けてきた。創建1200年の古刹・達身寺周囲の水田を7ヘクタールずつの3グループに分け、3年ごとのローテーションにしてコスモス園を開いている。 今年もピンク、赤、白のコスモスが風に揺れ、周囲の山の緑と鮮やかなコントラストを見せるようになった。黄色いキバナコスモスを集めた区画もある。 地元の人たちは「今月下旬ごろまでが見ごろでしょうか」と話している。時間は午前9時ごろから午後4時ごろまで。中学生以上300円。重要文化財12体を含む平安・鎌倉時代の仏像約80体があり「丹波の正倉院」とも呼ばれる達身寺拝観とのセットは、700円のところ500円になる。問い合わせは丹波市観光協会、電話0795(88)5810。