戦力アップ失敗!? J1夏の補強評価ランキング12位。優勝へ向けそれで十分? 唯一の補強は元日本代表
毎年サッカー界を賑わす移籍市場は、世界はもちろん日本でも盛り上がりを見せる一大行事だ。多くのファンが一喜一憂するこの期間は、その年のクラブの成績を左右する大事な時期となる。今回は、先日閉幕した夏の移籍市場で的確な補強を成功させたJ1クラブをランキング形式で紹介する。(文:Nobuya Akazawa|J1全部見るマン)
12位:ヴィッセル神戸 【IN】 • 森岡亮太[シャルルロワ(ベルギー)/新加入] • 冨永虹七[讃岐/復帰] 【OUT】 • 寺阪尚悟[岐阜/期限付き] • 浦十藏[愛媛/期限付き] • 櫻井辰徳[水戸/期限付き] 多くのタレントを抱えるヴィッセル神戸に森岡亮太が帰ってきた。ベルギーで確かな爪痕を残した元日本代表は、神戸に落ち着きと展開力をもたらすことができるだろう。 フルスロットルで戦い抜くことが神戸の基本的な戦い方だが、最近の試合はしっかりとエネルギーの出力を管理しながら戦い抜くことができている。特に直近の29節アビスパ福岡戦などは、顕著にそれが現れていた。この戦い方を続けるのであれば、森岡の加入は戦力アップにつながるだろう。インサイドハーフ(IH)ではなく守備的MF(DMF)での出場が多くなると予想するが、彼のビジョンがあれば下からの前進も質が上がるだろう。また扇原のように左右に振り分けながら組み立ても行うこともできる。 ファイナルサードでの貢献にも期待できる。シュートやチャンスにつながるパスの精度は一級品。守備の部分で多少の不安を残す可能性はあるが、組み立てと崩しの両面で確かな戦力となってくれるはずだ。
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