巨人4連勝で722日ぶり単独首位!岡本和が同点6号&決勝7号、菅野は球団最速1500奪三振で4勝目
◇セ・リーグ 巨人4―3ヤクルト(2024年5月11日 神宮) 巨人は敵地でヤクルトを下して今季2度目の4連勝。貯金を今季最多タイの4とし、3カード連続の勝ち越しを決めた。 【写真】<ヤ・巨7>6回、通算1500奪三振を達成した菅野(撮影・西尾 大助) この結果、デーゲームで敗れた阪神を抜いて単独首位に浮上。巨人の単独首位は2022年5月20日以来722日ぶりとなっている。 先発右腕・菅野が初回に1点先制を許したが、岡本和が2回に4試合13打席ぶり安打となる6号ソロを放って追いつくと、4回には岡本和が今季初の1試合2本塁打&2打席連発となる7号2ランを放って勝ち越し。 さらに前日10日の同戦で3年ぶりに本塁打を放った小林が今度は2年ぶりの二塁打となる適時二塁打を放って4―1とリードを3点に広げた。 4―2で迎えた9回には4番手左腕・バルドナードが先頭のサンタナに右翼フェンス直撃の二塁打を許すと、続く長岡には左前打されて無死一、三塁のピンチ。中村の三ゴロ併殺打の間に1点を失い、1点差に迫られたが、逃げ切った。 先発右腕・菅野は6回に令和の3冠王・村上をスライダーで空振り三振に仕留めて史上60人目の通算1500奪三振を達成。7回途中5安打無四球2失点の好投でセ・リーグ最多タイとなる無傷の今季4勝目を挙げた。 巨人投手の1500奪三振は中尾碩志、堀内恒夫、槙原寛己、斎藤雅樹、桑田真澄に続いて球団6人目だが、1739回2/3での1500奪三振は、槙原寛己の1750回1/3を抜いて球団最速。 また、菅野はこれが通算125勝目で、鈴木孝政(中日)、黒田博樹(広島)を抜き、渡辺久信(西武)と並ぶNPB歴代82位タイ。ヤクルト戦は通算24勝目で、カード別単独トップとなっている。