DeNA・筒香嘉智、満弾あと一歩も…犠飛で貴重な追加点 三浦監督「打線に厚みが出る」
(SMBC日本シリーズ2024、ソフトバンク1-4DeNA、第3戦、ソフトバンク2勝1敗、29日、みずほペイペイ)やられたままでは終わらない。「5番・左翼」で先発したDeNA・筒香嘉智外野手(32)が1安打1打点。貴重な追加点をたたき出す活躍を見せ、「勝つことが大事。僕がどうこうより、勝てたことがいいゲームだった」とうなずいた。 1-1の四回に左中間への二塁打。五回の勝ち越し直後には無死満塁から右犠飛を放ち、3点目をもたらした。フェンス際への大飛球にスタンドからは歓声も上がったが、「ホームランはいかないかなと。もう少し手前かと思った」と感触を口にした。 27日の第2戦はオースティンに代わって4番に座り、4打数無安打。好機で一本が出ず「打てていたら流れが変わったと思う。負けたのは僕の責任」と唇をかんだ。それでも第3戦で挽回し、三浦監督は「どっしり構えてくれる打者がいると打線に厚みが出る」とたたえた。 本拠地で2連敗を喫した後、敵地での初戦に勝利。2017年の日本シリーズを知るベテランは「違う流れになる。大きい1勝」とうなずいた。頼れる大砲が、白星を手繰り寄せた。(原田優介)