ソフトバンクで同僚だった甲斐拓也(左)と高橋礼

　巨人・高橋礼投手（29）が20日に国内FA権を行使し、ソフトバンクから巨人に移籍した甲斐拓也捕手（32）を歓迎した。 　高橋礼は昨シーズンまでソフトバンクに在籍。昨オフに巨人へ移籍し、1年目の今季は11登板、防御率は3・66と納得のいく結果とはならなかった。 　そんな右腕は、甲斐とはおよそ6年間苦楽を共にしてきた戦友だ。「世界も経験してますし、何回も日本一になってるんで。自分のボールもそうですけど、本当に何から何まで知ってるので本当に頼りにしています」と甲斐の加入にニッコリ。その上で「他のキャッチャーとは違った信頼みたいなものはあるんで。いろんな話をして自分のより良いピッチングにつなげていけたらなというふうに思います」と意気込んだ。 　 　巨人としては1年先輩の高橋礼。熟考していた時期には何回か電話でやり取りもしていたという。「結構悩んでるじゃないですけど、考えてるっていうのは知ってたんで…」と明かしつつ「ホークスでの最後2、3年は納得のいくパフォーマンスは出せなかったですし。それでジャイアンツ来ていろいろ状況が変わったりとか、今年勝てた部分もあるので。それも加味しながら今の自分と今の拓さんっていうのをきっちりすり合わせていきたいなと思います」とバッテリーとして高め合うことを誓った。