他人から“不毛なマウント”を取られずに済む人の特徴
マウンティングを理解することは、人間を理解すること
ビジネスパーソンの中には、資格取得などのスキルアップに熱心に励む人がいる。MBA(経営学修士)などの学位取得にチャレンジする人も少なくない。そういった社会人による学び直しはキャリア形成にプラスに働く可能性があり、それ自体は否定されるべきものではない。 しかし、人工知能(AI)が発達し、英語、ファイナンス、プログラミングといったスキルが陳腐化するこれからの時代においては、そのようなスキルよりも、人間が抱える内面的な心理や欲求を深く洞察する「人間理解」のスキルのほうが圧倒的に重要となる可能性がある。 そのようなスキルを身につけるためにはどうすればいいのか。一番の近道は「マウンティングリテラシーを鍛えること」であると筆者は考える。なぜなら、「マウンティングを理解することは、人間を理解すること」そのものだからだ。 年々激化するマウンティング競争によって、多くの人々が疲弊し、人生の指針を見失っている。そんな「80億総マウント社会」においても、マウンティングを新たな「教養」と捉え、マウンティングリテラシーを鍛えることによって、私たちは幸福に満ちた人生を手に入れることができる。 不毛な「マウンティング競争」を逆手に取り、自分だけの「マウントフルネス」を手に入れることで、理想の人生をつかみ取ろう。 「マウンティング欲求」から自由になることはできないが、「マウンティング競争」から自由になることはできる。 マウンティングを制する者は人生を制するのだ。
マウンティングポリス(マウンティング研究家)