柔道男子の斉藤立が亡き父の偉大さを再確認「やっぱり一番尊敬するというか、すごい」 五輪２大会連続金の仁氏を思う
パリ五輪の柔道日本代表が６日、羽田空港に帰国した。 男子１００キロ超級は３位決定戦で敗れ、混合団体の決勝を代表戦でフランスの英雄・リネールに屈した斉藤立（２２）＝ＪＥＳグループ＝は「自分自身はまだまだ力不足だった。今後に悔しさをぶつけたい。４年後は自分が引っ張っていける選手になりたい」と２８年のロス五輪に向けて成長を誓った。 【写真】戻った笑顔にほっとする 高山莉加の回答に爆笑する阿部詩 父で故人の仁氏は８４年のロサンゼルス、８８年のソウル五輪で２大会連続金メダルを獲得。父子２代の個人種目メダル獲得を目指して臨んだが、今回の五輪で父の偉大さを再確認できた。「正直（父に）近づいたとかは全く思っていない。ただ、この重圧の中でロスで優勝して、それプラス、ソウルでは（６４年東京五輪から続く柔道日本選手の金メダル連続記録）最後の砦として出て、自分よりものすごく重圧はすごかったと思う。その中で勝ちきったというのは、やっぱり一番尊敬するというか、すごいなって」と五輪での重圧を経験して、実感を込めながら語った。
