“恐怖の先頭打者”巨人・丸佳浩が衰え知らず 35歳でキャリア初の首位打者も射程圏内
◇プロ野球セ・リーグ 巨人7-3ヤクルト(7日、神宮球場) ヤクルト相手に同一カード3連勝を飾り、4連勝で首位広島とのゲーム差を『0』とした2位巨人。打線は序盤の2回で7得点を挙げる猛攻。 【画像】初回HRの大城卓三選手に笑顔の菅野智之投手 その立役者となったのが、35歳、1番丸佳浩選手の存在。この試合では5打数4安打、1本塁打、2打点を挙げ、史上63人目となる3000塁打も達成しました。 初回、ヤクルト先発のサイスニード投手に追い込まれるも、チェンジアップをセンターに運び出塁。さらに続く2番吉川尚輝選手のライト前ヒットに積極走塁で、3塁まで到達しチャンスメーク。初回4得点の足がかりを作りました。 2回には1アウト2塁で、サイスニード投手のナックルカーブをバックスクリーン左へ運ぶ7号2ランホームラン。ダメ押しとなる追加点をチームにもたらしています。
シーズン序盤は調子が上がらなかったものの、4月28日から1番に定着後は好調。5月は打率.314(86打数27安打)、6月は打率.352(91打数32安打)、7月はここまで打率.400(20打数8安打)と安定した打撃を継続しています。 ヒーローインタビューでは「ヒット出ているので、悪くはないんじゃないかな自分の中で信じています。(3000塁打は)いま初めて知ったので、ビックリしています。そういう節目節目というのは、普段からサポートしてくれるみなさんのおかげだと思っている。そういう人たちに改めて感謝しながら、またあさってからゲームに出たいと思います」と話しました。 シーズン安打数は86となり、リーグ単独トップに浮上。そして打率は.315に上げ、リーグトップのサンタナ選手(ヤクルト)に3毛差と接近。自身初の首位打者も狙える位置につけています。 【丸佳浩選手のこれまでの個人タイトル】 最多安打(17年) 盗塁(13年) 出塁率(18年) MVP(17年、18年)