菅原由勢を「気に入っている」…セリエA王者インテル、今夏の補強を伊紙が分析
セリエA王者インテルの今夏の補強について、イタリア紙『クオティディアーノ・スポルティーヴォ』が特集を組み、AZに所属する日本代表DF菅原由勢への関心を伝えた。 日本人選手で最も「価値のある」選手は誰だ?最高評価額は79億円超え 今季のセリエAで圧倒的な強さを見せて優勝を達成したインテル。しかしスティーヴン・チャン前会長の退陣により、4日に行われる株主総会において新たな会長の選出が行われ、その後に今夏の補強へと動き出すと見られている。 『クオティディアーノ・スポルティーヴォ』によると、まず指揮官シモーネ・インザーギやニコロ・バレッラ、ラウタロ・マルティネスとの契約延長を発表した後、来シーズン終了後に契約切れとなる右ウィングバックのデンゼル・ドゥンフリースとの交渉に臨むという。そして、仮にオランダ代表DFが契約を更新しない場合、右サイドの補強に乗り出すことになるようだ。 同紙は「オランダ人選手の後継者」として、「すでにいくつかプロフィールがリストアップされている」と指摘。「日本人選手のユキナリ・スガワラを気に入っている」と続け、インテルの菅原への関心を伝えた。 また「6月末に24歳を迎えるスガワラは、AZとの契約を残すものの、1年後に期限を迎える。オランダのクラブは残留させる方向だが、有利な立場にない」と状況を説明。「移籍金が1000万ユーロ(約17億円)に到達することは難しく、年俸も現在20万ユーロ(約3400万円)に満たない。乗り越えられないようなものではない」とし、獲得へのハードルは高くないとの見方を示している。また代替候補には、スペツィアが所有権を持つアタランタのエミル・ホルムが挙げられている。 なおドゥンフリースを巡っては、インテルが年俸400万ユーロ(約6.8億円)の3年契約を提示しているようだが、昨年秋に550万ユーロ(約9.3億円)を要求していたドゥンフリース側も歩み寄りを見せているという。まもなくEURO(ユーロ)2024も開催され、オランダ代表の行方によっては移籍金や年俸が上昇する可能性があり、双方は静観する考えのようだ。 この他インテルは、今夏レンタル期限を終えてサンプドリアへ戻る見込みのエミル・アウデーロの代役となるGKの獲得も検討しているとみられる。