低迷するバックスの不甲斐ない状況にヤニスが“再三の”警鐘「今の僕らは競い合えていない」<DUNKSHOOT>
だが、このまま黒星先行の状況を引きずっていると、イースト上位争いから脱落する危険性もあるだけに、アデトクンボは警鐘を鳴らしていた。 「結局のところ、僕らは競い合わなきゃいけないんだ。相手チームが僕らへ勝利をプレゼントすることなんてないし、僕らが苦しんでいても罪悪感に陥ることもない。僕らはどのポゼッションでも戦わないといけない。どんなルーズボールであれ、僕らはフロアへダイブして奪いに行かなきゃ。けど今の自分たちはそういうやり合いができていないんだ」 ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)体制2年目を迎えたばかりのバックスは、トレントJr.に代えてアンドレ・ジャクソンJr.を先発起用するなどマイナーチェンジこそしているものの、勝ち切れない状況が続いている。 さすがに開幕から9試合を終えたこの段階で、アデトクンボやリラードのトレードを模索することはないだろう。しかし黒星先行から好転できず、チームの雰囲気が悪くなってしまうと、トレードトークの噂が先行し、さらなる悪循環へ陥る可能性もあるだけに、なんとか早いうちにこの状況から脱却したいところだ。 文●秋山裕之(フリーライター)