「池田大作」氏との面会で「氷川きよし君は涙ぐみ、滝沢秀明君は激励を受け…」 元創価学会員「長井秀和」が語った、没後1年「池田名誉会長」に寵愛された芸能人たち
「芸人としてブレイクした頃、氷川きよし君やタッキーこと滝沢秀明君と三人で、池田先生に面会しました」 とは、「間違いないっ!」のギャグでブレイクしたお笑いタレントで、西東京市議を務める長井秀和氏(53)。両親共に学会員の家庭に生まれ、自身も学会の系列校・創価学園の小中高を経て創価大学まで通ったエリート信者だったが、2012年に学会を脱会した。 「05年1月、八王子にある東京牧口記念会館で開かれた本部幹部会で、集まった千人ほどの学会員の前で池田先生から激励を受ける機会がありました。タッキーはNHK大河ドラマ『義経』の主演に抜てきされた頃でしたから、歴史モノ好きの池田先生は壇上でうれしそうにしていました。タッキーといえば、あのジャニーさんにも気に入られて、それに池田大作でしょ。クセの強い昭和のフィクサーたちから寵愛を受けていて、すごいなと思いましたよ」
“なんでメモを取っているんですか”
会場で隣に座った氷川からは叱られてしまった際の逸話を、長井氏が続けて話す。 「幹部会ではメモを取るのは禁止されていましたが、出席者は後日、幹部会に出られなかった人のために、池田先生がどんな話をしていたかなどを報告しないといけない決まり。それでこっそり話の内容を記録しようと紙にペンを走らせていたところ、氷川君にニラまれて“なんでメモを取っているんですか”とたしなめられたんです。とっさに私は“晩ごはんの献立を書いていた”とうそをついたんですが、氷川君からは“そんなわけないでしょ”ってすごく怒られました」 心酔した様子の氷川は、涙ぐみながら壇上の池田氏を見つめていたそうだが、長井氏によればメモ禁止にはこんな理由があるとか。 「池田先生って結構、放言しちゃうタイプなんですよ。実際に私が聞いた話で言えば、“(第2代会長の)戸田城聖の愛人の面倒を見るのが大変だった”とか平気で皆の前で話しちゃいますし、1990年代初頭に細川内閣で公明党出身の閣僚が誕生した時も、総理が発表する前の幹部会で“ウチから今度、石田(幸四郎)と神崎(武法)と坂口(力)が大臣になるんだぞ”という具合に人事をバラしたことがあって、対外的に問題となったと聞きました」