【びわこボート・GⅢイースタンヤング】ヤング最強世代・129期の藤田俊祐、待望初Vで同期に肩並べるゾ!
びわこボートの「GⅢ第11回イースタンヤング」は21日が最終日で、第12Rで優勝戦が争われる。 ◇ 苦難を乗り越えて〝栄冠〟をつかみ取る。デビュー2年7カ月、念願の初Vを目指して、2号艇・藤田俊祐(22、東京)が会心のターンを繰り出す。 「1マークは冷静にターンができた。調整が合っていて、足もいいレベルだったと思います」 準優10Rは2コースからツケマイに出た井上に、インの関が抵抗。大きく開いたスペースに舟を入れた藤田が差し切り、特有のうねりもあって〝クセが強い〟びわこで、初参戦ながらファイナルに駒を進めた。相棒の26号機は前検時点で2連対率23・0%で優出すらない凡機だったが、パワフルな回り足を中心に仕上がりは数字以上の好気配。「スタートも、自信を持っていけています」と臨戦態勢は整っている。 今大会に出場している青木、竹間、長谷川ら5人がすでに優勝を飾り、〝ヤング最強世代〟と称されるデビュー6期目の129期だが、自身は昨年11月に右足を骨折して4カ月の長期欠場を余儀なくされた。 「ケガで休んでいる間にとんでもない差をつけられてしまった。だけど、ここ(GⅢ)で優勝ができたら、みんなよりもちょっと上ですからね」 ライバル勢に肩を並べる初V、さらにはPGⅠヤングダービー(桐生)出場権ゲットへ。準優同様、狙い澄ました差しハンドルで輝く未来へ突き抜ける。(倉橋智宏)