災害時の孤立集落支援 ドローンを使った「空からの支援」を考える
(大月町 冨岡直人 副町長) 「沿岸部の海岸集落というのは、アクセス道が1本か2本しかなくて、ほぼ山をぬったような道なので、土砂崩れなどで道路閉塞される。どうやって、被災したところで、命をつないでいけるか、一段上の対策を講じる必要がある。(ドローンでの物資搬送は)手段としては『最後の手段』になろうかと思う。ただ、運用、運営していくためのオペレーターの育成、災害時にどれだけ確保できるかという課題もあるかと思うが、防災対策の一つとして、今後、組み込んでいけるように考えていきたい」 (エレパ 産業ドローンコンサルタント 川村裕之さん) 「実際の現場を想定したロケーションの場所で実際に飛ばしてみるということが一番重要。この積み重ねが、有事のときの迅速な行動に結びつくと思っているので、こういう機会をどんどん増やしていきたい」 一方、区長の弘瀬さんは、支援の一つとして「貴重な方法」としながらも、「機能のさらなる進化」に期待したいとしています。 (柏島地区 弘瀬修 区長) 「現状に置いている物資が、1週間、5日とあれば、すぐにどうこうということはないだろうが、ドローンの飛行時間、運べる重量、さらに改良されていく状況になれば、地区としても扱えるのではないか。貴重なものになるのではないかと感じている」 能登半島地震でこれまで以上に浮き彫りとなった、孤立集落への対応。地区としての備えや行政からの支援など、様々な方法が模索されていますが、「空からの支援」も、新たな選択肢となりそうです。
テレビ高知
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