弟の結婚式で「祝儀は1家族5万円ずつ」と兄弟で揃えようとする長男。それぞれで額を決めるのはダメなの?
弟の結婚式に複数人の兄弟が参列する場合、長男が「1家族5万円ずつ」のように祝儀の金額をそろえたがるケースも考えられます。しかし兄弟とはいえ、家族ごとの経済状況や人数が異なるため、それぞれで額を決めてよいのではと思う人もいるでしょう。 そこで今回は、家族の結婚式に参列する際の祝儀の相場について調べてみました。「1家族5万円ずつ」でそろえるメリットや、それぞれで額を決めたほうがよいケースについてもご紹介しますので、参考にしてみてください。 ▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?
結婚式の祝儀はいくらくらいが相場?
結婚式に参列する際は、祝儀を包むことが一般的です。ウェブスターマーケティング株式会社が実施した「結婚式で実際に包んだご祝儀の金額」に関するアンケート調査によると、対象となる300人全員の平均金額は「3万1833円」でした。 3万円を包む人の割合が最も高く、友人の結婚式では73%、職場の結婚式では80%を占めています。親族の結婚式の祝儀相場については、以下の通りです。 ・連名で1名あたり平均2万9800円:33% ・3万円:23% ・5万円:12% ・10万円:9% ・1万円:8% ・その他:15% 親族の場合、家族や夫婦で参列して連名で祝儀を渡したり、肉親に対しては多めに包んだりする傾向があるため、金額にばらつきが出ていると考えられます。 夫婦や家族で招待される場合、人数分の連名でまとめて祝儀を包むことが一般的です。連名の場合、ひとりあたりの平均金額は全体で2万8480円、小学生未満の子どもはひとり5000円~1万円前後という意見が多く出ました。夫婦2人で参列する場合は、2人の連名で5万円にする意見が多いようです。
「1家族5万円ずつ」でそろえるメリットは?
弟の結婚式で、長男が「祝儀は1家族5万円ずつ」と兄弟でそろえたいと考えるケースですが、親族間では祝儀に関して独自のルールを決める場合もあるようですから、皆が賛成であれば問題はないでしょう。 「1家族5万円ずつ」でそろえることには、祝儀の金額を決めるために頭を悩ませる必要がないというメリットがあります。祝儀の金額が「多い」「少ない」ともめる心配もないでしょう。親族によっては「兄弟同士の祝儀はなしにしよう」と決める場合もあるようです。