レトロデザイン×高音質×AirPlay対応!エディファイアの新作ワイヤレススピーカー「D32」がスゴいかも
もちろんアナログAUXによる音声入力、珍しいところではUSB-CケーブルでPC/Macと直結して再生できるUSB-DAC機能と、今どきの考えられる音楽再生方法は網羅しています。 Apple Musicで配信中のエド・シーランのアルバム『X(10th Anniversary Edition)』より『Thinking Out Loud』を流してみると…スピーカーの見た目通り、余裕がある低音までリッチなサウンド。エド・シーランの歌声は、音の厚みと微細なディテールのバランスが良くて、目の前で歌っているかのような再現性。アコギとベースの控えめなプレイも質感豊かに表現してくれます。 次に宇多田ヒカル『BADモード』を。女性ボーカルも歌声の柔らかさと高域の伸びやかさを丁寧に再現しているし、シンセサイザーの音分離と低音の心地よさもポイントです。 スピーカーとして高音質というのはもちろん、部屋にゆったりとBGMで流しても馴染む上質なサウンドというバランスも好印象。ちなみに、スマホアプリ“EDIFIER ConneX”からEQも利用可能です。 最初はレトロデザインに惹かれてEdifier「D32」を試そうと思ったのですが、中身の作り込みも含めてかなりの優秀モデル。アウトドア用途には向かないけれど、他のBluetoothスピーカーと一線を画すような真面目でストレートなサウンドクオリィ、さらにBluetoothだけでなくAirPlayやPC/Macまで接続可能な機能性は完璧と言っていいほど。これで実勢価格は2万5580円。ワイヤレススピーカーとしてコスパ最強ですね。
<取材・文/折原一也>