大宮で「でぃすいずさいたま展」 埼玉県あるある集めた展示に1500人
「愛ある埼玉県いじり」をテーマにした企画展「でぃすいずさいたま展」が11月9日・10日、「RaiBoC Hall(レイボックホール)」(さいたま市大宮区大門町2)展示室で行われ、およそ1500人が来場した。主催はクリエーターグループ「株式会社うみなし」。(大宮経済新聞) 【写真】埼玉県民特性型性格診断「SITM診断」 「株式会社うみなし」は、同展のために埼玉県在住動画クリエーター有志が結成したユニット。SNSで活躍する埼玉県広報アンバサダーの動画クリエーターコンビ「にーしゃ」の「そら」さん、「びちゃ」さん、同じくアンバサダーの「さいぼん」さん、首都圏のお出かけスポットを紹介する「ひや」さんの4人で活動する。同イベントは、「自分たちで埼玉県の魅力を伝える新しいお出かけスポットを作ろう」と考えたことから企画を立ち上げたという。 「でぃすいずさいたま展」の「でぃす」は「This」と「ディスる」に由来する。そらさんは「自分たち含め、『埼玉県って何もないよね』と言われても『埼玉』が話題に上がるだけでうれしいと感じてしまう埼玉県民が多い。そこに着目し、『愛ある埼玉県いじり』をテーマに決めた」と話す。 会場では、入り口を「関所」とし、同グループメンバーが「埼玉県の常識問題」を出題し、正解者に「通行手形」を配布した。壁面には、SNSのフォロワーや同グループ調査による「埼玉県あるある」を展示。パネルイラストは、クリエーター仲間のイラストレーター「しろくまななみん」さんが描き下ろした。来場者が思う埼玉のイメージを書き込む「埼玉県って〇〇」コーナーには多くの人が書き込みを行い、投稿メモでスペースを埋め尽くした。映写室では、埼玉県内各地の特徴から着想を得た「埼玉県嘘ニュース」を上映。フォトスポット「低予算の海」を設け、同グループオリジナルの埼玉県民特性型性格診断「SITM診断」を行うなどして、来場者を楽しませた。 入間市在住の高校生、小林由愛さん、藤森美空さんは「TikTokで見て、面白そうなイベントだなと思って来た。SITM診断も当たっていると思うし、楽しい」と話す。家族3人で川越市から訪れた太田浩樹さんは「フォトスポットや性格診断など、体験できる展示が面白かった。どの展示も凝っていて、4人で準備したのは大変だったと思う」と話していた。 今回のイベントのために準備したオリジナルグッズは全種類完売した。そらさんは「SNSのみで宣伝したが、予想以上の来場があり驚いている。今回を踏まえて、来年はより楽しんでもらえるイベントを開催する予定。埼玉県の面白イベントといえば『でぃすいずさいたま展』と思ってもらえるよう頑張っていきたい」と意気込む。
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