[山口県]オープン2カ月遅れ来年6月 山口市・湯田温泉「こんこんパーク」 建設資材納入遅れで
山口市は27日、湯田地区で整備を進める多世代交流・健康増進拠点施設「湯田温泉『こんこんパーク』」のオープン時期が、建設資材の納入遅れにより予定していた来年4月から2カ月遅れの同6月になるとの見通しを明らかにした。工期の延長に伴う関連議案を12月2日に開会予定の市議会定例会に提出する。 市湯田温泉パーク整備推進室によると、全国的に大型の建設工事が多いこともあり、資材の納入が予定通り進まない状況となっている。工期延長に伴う事業費への影響はないという。 伊藤和貴市長は同日の定例会見で、「建築資材が入らないという全国的な状況の中で致し方ない。市民の皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱい。2カ月遅れではあるが、オープンに向けて頑張りたい」と述べた。 同施設は、市児童文化センターなどの跡地に整備。千人規模のコンベンションやイベントなどに対応した「大屋根広場」をメインに、飲泉や手湯を体験できる設備、足湯やカフェなどの「温泉交流スペース」、多目的室や芝生広場、噴水広場、しつらえの異なる二つの浴場や貸し切り風呂、休憩室、屋外の足湯などを備える。総事業費は用地買収費などを含め約42億2千万円の見込み。