番記者のちょっといい話 西武・武内夏暉、物おじせずに取材対応 新人とは思えぬ冷静さ
(パ・リーグ、ソフトバンク0-4西武、14回戦、ソフトバンク11勝3敗、4日、みずほペイペイ)西武のドラフト1位・武内夏暉投手(22)=国学院大=が4日、ソフトバンク14回戦(みずほペイペイ)に先発して8回4安打無失点。自己最多となる119球の熱投でデビューから無傷の5連勝を飾った。 マウンド上でクールな武内は、グランド外でも新人とは思えぬ冷静さを持っている。3球団競合の末、西武から1位指名を受けた昨秋のドラフト会議後。渡辺GMらが指名挨拶で国学院大を訪れた際、記者は初めて左腕を取材した。ズラリと並んだテレビカメラを前に、物おじせずに取材対応する姿に驚かされた。 本人いわく「人見知りな性格」。福岡・八幡南高時代は「よく慌てて頭が真っ白になった」というが、今は「マウンドで周りのことを考えないと(逆に)落ち着かない」という。1年目とは思えぬ落ち着きぶりで、いい意味で今風の若者らしくない22歳。野球に向き合うひたむきさは既に一流だ。(西武担当・石井孝尚)