【センバツ出場32校紹介】経験豊かな髙尾ー只石バッテリー擁する広陵が03年以来の優勝を狙う
2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【一覧】センバツ出場32校 【広陵(広島)=3年連続27度目】 過去、センバツでは優勝3回を誇る名門。昨年秋、広島を制すると、中国大会では史上初の3連覇を達成。22年秋から広島、中国大会で負けなしの強さを継続している。優勝を狙って臨んだ明治神宮大会は優勝した星稜(石川)に初戦で逆転負けを喫したが1点差の惜敗だった。投打にしっかりとした軸があり、今センバツでも優勝候補に挙げられる。 広陵の昨年秋の明治神宮大会1回戦のスタメンは以下の通り。 (中)濱本 遥大(2年) (右)田村 夏芽(2年) (一)土居 湊大(2年) (捕)只石 貫太(2年) (左)澤田 哉斗(2年) (三)酒井 綾希人(2年) (遊)白髪 零士(1年) (二)池田 颯大(1年) (投)髙尾 響(2年) 投手力では絶対的エース髙尾 響投手(2年)の存在が光る。1年春からマウンドに上がってきた経験と、147キロの直球に、スライダー、スプリットを低めに集める投球は大会No.1投手と言ってもいい。バッテリーを組む只石 貫太捕手(2年)とは1年の時からコンビを組んでいる。経験と打者との駆け引きには絶対の自信がある。成長著しい1年生の堀田 昂佑投手の成長ぶりにも注目だ。 打撃では4番に只石が座り、長打力がある3番・土居 湊大内野手(2年)に、出塁率が高く俊足の持ち主、田村 夏芽外野手(2年)が2番に座る。この3人が広陵の得点源になっている。 昨年のセンバツでは4強の成績を残した。狙うは、巨人で活躍した西村 健太朗投手を擁した2003年以来の優勝。経験豊富な髙尾ー只石の強力バッテリーで白星街道を突き進む。 <広陵の甲子園実績> センバツ出場27度目=42勝23敗(優勝) 夏選手権出場24度=35勝24敗(準優勝) (※カッコ内は過去最高成績、20年センバツは大会中止) <広陵の昨年秋の成績> ★広島大会 1回戦 11-1 広島工 2回戦 7-6 呉港 準々決勝 7-1 海田 準決勝 5-3 尾道 決勝 4-3 広島新庄 ★中国大会 1回戦 6-3 岡山学芸館(岡山) 準々決勝 4-0 下関国際(山口) 準決勝 8-4 宇部鴻城(山口) 決勝 2-1 創志学園(岡山) ★明治神宮大会 1回戦 6-7 星稜(石川)