ダウ平均株価、史上最高値を更新 初めて終値で4万4000ドルを突破
ニューヨーク株式市場で11日、ダウ平均株価が史上最高値を更新し、初めて終値で4万4000ドルを突破しました。市場では、アメリカのトランプ次期大統領の政策を考慮した「トランプ・トレード」が活発化しています。 11日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は、前の週の終値から304ドル14セント値を上げ、4万4293ドル13セントで取引を終え、2営業日連続で史上最高値を更新しました。終値が4万4000ドルを突破するのは初めてです。 アメリカ大統領選で勝利したトランプ氏が掲げる減税や規制緩和が景気を押し上げるとの期待が、引き続き相場を支えています。また、暗号資産「ビットコイン」も急騰していて、一時8万8000ドルあまりまで上昇し、史上最高値を更新しました。 トランプ氏は、大統領に返り咲けば「アメリカをビットコイン超大国にする」「政府としてビットコインを戦略的に備蓄する」などと述べていて、市場では、トランプ氏の政策を考慮した「トランプ・トレード」が活発化しています。