晴海フラッグ「謎のキーボックス」 騒動から2か月 撤去進むも“正体不明”の不可思議…中央区の対応は
今後の「対策」は?
編集部が8月中旬に現地調査をした限りでは、キーボックスの数は減っているように感じた。区で撤去などの対応をしているのか尋ねたところ、「キーボックスが設置されている各施設管理者に対応をお願いしている。また区道上に設置されたものについては警告札を貼り、一定期間経過後に撤去を行っている」という。 今回、晴海や勝どきで見つけたキーボックスの一部に電力会社による警告文が添えられていたのも、この対応の一環ということだろう。 なお設置数の増減については、「すべてを把握しているわけではないが、道路パトロールをしている限りでは、少なくなっていると思われる」とのことだった。 とはいえ、結局のところ誰が何のために設置したものかは明らかになっておらず、今後、世間の関心が薄れた頃に再び増える可能性も否定できない。条例の制定などによって、区として継続的・根本的な対策については「現段階では検討していない」そうだ。 真相解明には至らず、ある種の不気味さも感じる状況だが、いずれにせよ、住民の平穏な生活が守られることを願うばかりだ。
弁護士JP編集部