ドジャース、2勝0敗で世界一の確率アップもファンには不穏なデータも…直近2度、ヤンキースとのWS2連勝発進のチームの結末
◇26日(日本時間27日) ワールドシリーズ第2戦 ドジャース4―2ヤンキース(ロサンゼルス) ◆似てる?大谷翔平がアップした山本由伸にそっくりな…【画像】 ドジャースは地元のワールドシリーズ(WS)第2戦でヤンキースに逃げ切り勝ちし、シリーズを連勝発進した。大谷翔平選手(30)は3打数無安打で四球と三振が1つずつ。7回は二盗を試みてスライディングした際、左肩を亜脱臼。27日(同28日)にも精密検査を受ける。 大リーグ公式サイトなどによれば、過去の7回戦制シリーズで白星発進したチームの勝ち抜け確率は65・4%(191チーム中125チーム)。これが今回のように2連勝スタートならば、勝ち抜け確率は83・7%(92チーム中77チーム)に跳ね上がる。 また、現行フォーマット(レギュラーシーズンの高勝率チームが本拠地で第1、2、6、7戦を開催)になって以降、ホームで第1、2戦の勝利を収めたチームは80・4%(56チーム中45チーム)がシリーズを制している。 だが、ドジャースファンにとっては手放しで喜べないデータが1つある。というのも、直近2度のヤンキースとのWSは連勝スタートを切ったチームが、逆転で世界一をさらわれているからだ。 1981年はヤンキースがホームで2連勝したが、ロードで3連敗。ホームのニューヨークに戻った第6戦も、『トミー・ジョン手術』の由来となった通算288勝左腕のトミー・ジョンが先発で4回を6安打1失点と粘投したが、バトンを受けたジョージ・フレージャーとロン・デービスが3失点ずつを喫し、2―9で大敗した。 78年は、今回と同じようにドジャースがホームで2連勝発進するも、ロードで3連敗。ドジャースタジアムで仕切り直した第6戦は、通算324勝で殿堂入りしたドジャースのドン・サットンと、こちらも通算224勝の殿堂右腕キャットフィッシュ・ハンターのエース同士が激突した。 だが、サットンがバッキー・デントとブライアン・ドイルに適時安打2本ずつを許すなど6回途中を5失点と誤算だった一方、ハンターは7回6安打2失点と好投。ヤンキースは7回に『ミスター・オクトーバー』ことレジー・ジャクソンの同年PS3号となるダメ押し2ランも飛び出し、2―7で敗れたドジャースが2勝4敗でシーズンを終えた。 (写真はAP)
中日スポーツ