新潟医療福祉大FW青木友佑が“中学同期”東洋大DF稲村隼翔と熱望していたインカレ決勝で対戦
全日本大学サッカー選手権の決勝が28日、栃木県グリーンスタジアムで行われる。今夏の総理大臣杯に続き決勝に進出した新潟医療福祉大(北信越1)が、全国初制覇を狙う。ケガの影響で途中出場が続くFW青木友佑(4年)はここまで無得点が続くが、尻上がりに調子を上げている。 明大(関東1)との準決勝も後半途中投入。押し込まれる展開の中、相手をゴリゴリとはがす力強いドリブル突破で流れを引き戻し、利き足と逆の左足で惜しいシュート2本を放つなど存在感を示した。0-0で突入したPK戦は4人目のキッカーを務めてしっかりと成功。前回王者撃破に貢献した。 決勝は大会初先発か、流れを変えるジョーカー起用か。対戦相手の東洋大(関東3)には東京U-15深川でチームメートだったDF稲村隼翔(4年、J1新潟内定)がいる。2人は大会前「決勝で対戦したい」と語っており、有言実行のマッチアップとなる。稲村は「今まで見てきた中で一番うまい選手。絶対に抑えたい」と警戒。対する青木は「『俺が優勝させる』ぐらいの気持ちでいく。必ず日本一になる」と闘志をたぎらせた。【小林忠】 ◆青木友佑(あおき・ゆうすけ)2002年(平14)8月30日、東京都江東区出身。スターキッカーズ-FC東京U-15深川-FC東京U-18-新潟医療福祉大。17年U-15日本代表、18年U-16日本代表。20年FC東京2種登録選手。170センチ、69キロ。利き足は右。