【別府競輪(ナイター)FⅠ西スポ杯】打鐘叩きで圧勝の石原颯「踏まなくても勝手にスピードが上がっていった」
<6日・別府競輪・初日> 初日のS級9R予選は、圧倒的な人気を集めていた石原颯がラインでワンツースリー。力の違いを見せた。 赤板で藤井昭吾にうまく抑えられ、作戦通りの突っ張り先行はできなかった。だが判断よく3番手を確保すると、松岡晋乃介の仕掛けに合わせて打鐘叩き。そこからは完全なマイペース先行で、番手の中村圭志に全く差させなかった。「顔見せからバンクが軽かったし、踏まなくても勝手にスピードが上がっていった」。前回の富山GⅢは完全なオーバーワークで5、9、7、3着の大惨敗だったが、今回は全く違ったパフォーマンスを披露した。 完全にリズムも来ていた。5~8Rは増原正人、山本拳也、米嶋恵介、今岡徹二といずれも中四国の4番車が勝っていた。「自分が流れを断ち切らなくて良かった」と胸をなで下ろすと、笑顔でクールダウンに向かった。