女子バレーボールネーションズリーグ2024の第2週マカオ大会4日目…日本が中国に3-1で快勝、世界ランク7位に浮上
バレーボールの国際大会「女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024」の第2週 マカオ大会がコタイ地区にある統合型リゾート(IR)「ギャラクシーマカオ」併設の「ギャラクシーアリーナ」で開催中。 第2週マカオ大会の出場国は中国、ブラジル、イタリア、ドミニカ共和国、日本、オランダ、タイ、フランスの8ヶ国。日本にとって今夏開催されるパリ五輪の出場権を争うラストチャンスとなる重要な大会で、負けられない戦いが続いている。 5月31日(大会4日目)は12時半(現地時間、以下同)からフランスとタイ、16時からオランダとドミニカ共和国、19時半から日本と中国の計3試合が行われた。 日本は28日のブラジル戦でフルセットの末に敗れたものの、30日のフランス戦では開催国枠でパリ五輪出場が決まっている相手に対して終始攻守で圧倒してストレート勝ちを収め第1週最終戦からの連敗を2で止め、通算成績を4勝2敗をしていた。 この日の相手は、ホストの中国。パリ五輪の出場権を争うライバルとの対戦に。第1セット、日本は相手のミスもあり序盤にリードを広げ、一時は2点差まで迫られるも25-22で先取。第1セット終了後、多くの中国ファンで埋まった会場から「中国加油!(中国がんばれ!)」の大声援が送られ、第2セットは勢いづいた中国が25-19で取り返す。第3セットは日本が素早い攻撃やサーブからの得点で相手を圧倒し、25-18で取り再びリードを奪う。第4セットで中国は大エース朱婷を投入するも、日本ペースの展開となり、日本が25-17で取り、3-1で日本が2連勝を飾った。第1週からの通算成績は5勝2敗に。
試合の結果を受け、世界ランキングポイントは中国が8.96マイナスの332.85、日本は325.07となり、その差が8ポイント以内に縮まった。日本は世界ランクを1つ上げて暫定7位に浮上。中国は変わらず6位。 日本の次戦はすでにパリ五輪出場権を獲得しているドミニカ共和国が相手。 なお、記者は中国戦の会場を取材したが、中国を応援するファンが大半の中、この試合で25得点の大活躍をみせた日本のエース古賀紗理那ら日本の素晴らしいプレーが出た際には中国ファンからも拍手や感嘆の声が上がった。試合会場で中国のフェイスペインティングをして観戦していた地元マカオのカップルに話を聞いたところ、中国の応援に来たが実は同じくらい日本も応援しており古賀紗理那の大ファンとのこと。得点シーンをたくさん見ることができ本当に感激したと話してくれた。 マカオにおける日本の試合スケジュールと結果は下記の通り。 ・5月28日(火) 19時30~ ブラジル戦(2-3で負け) ・5月30日(木) 16時00分~ フランス戦(3-0で勝ち) ・5月31日(金) 19時30分~ 中国戦(3-1で勝ち) ・6月1日(土) 16時00分~ ドミニカ共和国戦 ※第1稿のポイント数の誤記を修正しました。(マカオ時間2024年6月1日10時13分)