花火の買い物客でにぎわう大阪・松屋町 9月末まで販売
「まっちゃまち」の愛称で知られる大阪市中央区松屋町を通る松屋町筋。同筋沿いには人形やおもちゃの問屋が多いことでも知られているが、夏は「花火」がたくさん売られており、連日多くの家族連れが訪れ、にぎわいをみせている。
店は花火一色、9月末ごろまで販売
同筋沿いで長年営業しているという柳井初商店。夏休みも終盤だが、何百もの種類の花火が置かれている同店では、土日などは多くの利用客でにぎわいをみせている。手持ちや打ち上げ、噴き出し花火などが店中でバラ売りされているが、最近では花火もそれぞれ工夫をさらに凝らしたものが多いという。 「昔と違って、今はマンションとかも多いから『打ち上げ花火』をしにくいそうで。だから、例えばですが手持ちの花火は長~く火がついたり、噴き出しなんかは派手に火の玉みたいなものが出たりするのが流行ってますねえ」と同店の主人は語る。 9月末ごろまでは、だいたいどの店も花火一色だという。「夏休み中までのイメージがあるかもしれないが、結局9月も秋祭りとかが多くて、そのころに花火をやる人も多いんですわ」と主人は続ける。 バラ売りのため、子供がカゴを持ち自ら選ぶ光景も多くみられる。子供と一緒に来たという大阪市内の男性(38)は「自分も子供のころこの店で買っていた。ここで、おっちゃんに種類を聞きながら納得のいく買い物をする。『安くしてもらってうれしい』という感覚もここで学んだので、いま子供にやらせてます」などと笑顔で話していた。