山口県

　自民党山口県連は7日、衆院選（15日公示、27日投開票）で県内3小選挙区選出の現職3人と、比例中国ブロックの現職・杉田水脈氏（57）の計4人を公認候補とするよう党本部に申請した。一方、昨年4月の衆院山口4区補欠選挙で初当選し、比例中国ブロックに転出する吉田真次氏（40）については「意思確認ができていない」として、いったん見送った。 【写真】杉田水脈氏

　小選挙区選出の3人は、山口1区が高村正大氏（53）、同2区が岸信千世氏（33）、同3区が林芳正氏（63）。いずれも比例選の重複候補として申請した。

　自民党の内規では比例単独は原則「通算2回まで」と規定。杉田氏は今回の衆院選で3回目となるが、友田有・県連幹事長は「非常に難しいかもしれないが、本人の希望もあって（党本部に）上げさせていただく」と説明した。

　一方、吉田氏は、今月4日に友田氏が本人に電話したものの、比例選への立候補の意思を確認できなかったという。友田氏は党本部への申請は7日正午が1回目の締め切りだったとし、「これから間に合うかは党本部に確認しないとわからない」と語った。

　吉田氏の事務所は「自民党公認の比例単独候補として立候補したい気持ちはある」としている。