（写真：KAB）

　熊本市で飲酒運転の車に女性がはねられて亡くなった事故で、警察は30日未明、過失運転致死と酒気帯び運転の容疑で逮捕・送検された飲食店従業員　松本岳容疑者(23)立ち会いのもと、実況見分を行いました。 　事故があったのは15日で、熊本市中央区細工町で歩道を歩いていた熊本市の児童相談所職員　横田千尋さん(27)が松本容疑者が運転する車にはねられて亡くなりました。松本容疑者の呼気からは基準値を超えるアルコールが検出されました。 　捜査関係者によると松本容疑者は事故の直前に現場から300メートルから400メートル先の路上でトラックに追突する事故を起こしていて、そこから逃走する際に死亡事故を起こしたとみられています。 　30日の実況見分は午前0時半すぎから行われ、松本容疑者を事故を起こした同じ型の車両に乗せ、トラックとの追突事故があった現場で事故の状況などを確認したということです。警察は危険運転致死の疑いも視野に捜査を進めています。