迫田監督から教わった下手投げ 竹原のエース日浦、好投で凡打の山 秋季広島県高校野球大会1回戦
【秋季広島県高校野球大会1回戦 竹原9―1武田(22日、鶴岡一人記念球場)】 竹原は右下手投げのエース日浦孝太郎が3安打1失点に抑える好投で武田に七回コールド勝ち。2年ぶりに初戦を突破した。 【勝ち上がり表】秋季広島県高校野球大会 珍しい下手投げから凡打の山を築いた。21アウト中、飛球アウトが半分以上の11。緩い変化球で打者の体勢を崩し、思うような打撃を許さなかった。「相手が打ち上げてくれて、思い通りの投球ができているなと思いながら、投げていた」と振り返った。 中学までは上手投げ。高校入学直後、昨年12月に亡くなった迫田穆成前監督の助言を受けて下手投げに変えた。「上から投げるより、下から投げた方が体に合っていると言われた。最初は制球が悪かったけど、腰の使い方や投球時の目線の位置などを教えてもらってまともになりました」と感謝。天野耕平監督によると、足腰に負担がかかる投げ方のため、打撃練習中も率先して走り込みを重ねているという。 4強入りした1987年以来となる準々決勝進出を目指し、28日の2回戦に臨む。日浦は「チームの目標は中国大会出場。まだまだ勝ち進みたい」と力を込めた。
中国新聞社