BONKが30%急騰、犬系ミームコインの反発を牽引──FLOKIは「ユーティリティトークン」に指定
ビットコイン(BTC)が9万3000ドル近くまで下落した20日の大混乱から一夜明け、9万8000ドル超まで回復した21日に、ソラナ(Solana)ベースのボンク(BONK)は、犬をテーマにしたミームコインの成長を牽引した。 CoinGeckoのデータによると、BONKは30%急騰し、ドージコイン(DOGE)、柴犬コイン(SHIB)、ドッグウィフハット(WIF)、フロキ(FLOKI)は20%急騰。犬をテーマにしたトークンカテゴリーは過去24時間で平均8%上昇し、広範な市場を対象とするCoinDesk 20 Index(CD20)で追跡された市場全体の4.5%の上昇を上回った。 ミームコインはボラティリティが高いことで知られ、価格上昇時には主要トークンを上回るパフォーマンスを示す傾向があり、暗号資産(仮想通貨)市場全体のセンチメントに対するレバレッジベットとして機能する。
FLOKIがユーティリティトークンに
だが、今回のケースでは、ファンダメンタルズが一部のミームコインの上昇とセンチメントを後押ししている。FLOKIは、先月の商品先物取引委員会(CFTC)の会合で、イーサリアム(ETH)やアバランチ(AVAX)とともにユーティリティトークンに指定された。 CFTCはグローバル市場諮問委員会(GMAC)において、ユーティリティトークンと呼ばれる新たな資産クラスを提案。これは、保有者が暗号資産プラットフォームで「即座に利用可能で、偶発的でない消費的使用」を提供することを含む6つの基準を満たすもので、「ガバナンスと投票の能力」は含まれない。 「FLOKIは最近、ユーティリティトークンのケーススタディとしてCFTCのグローバル市場諮問委員会によって強調された。これは大きな出来事であり、Flokiのユーティリティファーストのアプローチを実証するものだ」とフロキ(Floki)の主任開発者である「B」氏はテレグラム(Telegram)のメッセージでCoinDeskに語った。「フロキのメタバースゲーム『バルハラ(Valhalla)』は2025年第1四半期初めに公開される予定で、最近リリースされたフロキトレーディングボット(Floki Trading Bot)は100万ドル(約1億5700万円、1ドル157円換算)を超える手数料を生み出した」と付け加えた。 「これにより、特に市場が反転して人々がファンダメンタルズに再び注目し始めたときに、Flokiは他のミームコインと全く異なるレベルに位置づけられることになるだろう」