【令和版・香水のつけ方】手首or手の甲、どっちが正解?香水をつけない方がいいシーンは?
コロナ禍以降、さらに人気が高まっている香水。つい先日も「香水を手首につけるのは古いやり方」とプロが指南する動画がバズったばかり。香水をより素敵に、楽しくつけこなすために。香りの専門家にそのHOW TOを教えてもらいます。 【香水診断】 あなたの“隠れた魅力“から、ぴったりのフレグランスを診断!
教えてくれたのは……牧野和世さん
ビューティプロデューサー・香水コーディネーター 商品開発や企業コンサルティング、雑誌等の美容企画の監修、一般向けの美容カウンセリングなど、美と健康にまつわる様々な事業を行う美のプロ。サロンで行っている“香水診断”は、受ければ魅力がアップして運気も上がると話題。『キレイもかわいいも思いのまま! 1秒でモテる香水テクニック』(KADOKAWA)など、香水にまつわる著書もあり。
「香水を手首につける」はもう古い?
香水本来の香りを楽しみたいなら、肌ではなく髪や衣類につけるのがおすすめ! 牧野和世さん 同じ香りをのせても、体温や体臭、肌の水分などによって香り立ちはかなり変わるもの。そもそも昔は、香水はその人の体温、体臭、肌の水分量などを考慮してオーダーメイドで作られるものでした。つまり、肌に直接つけた際の香り立ちがベストになるように配合されていたのです。一方、市販の香水の場合は、つける人によって香りは変わってしまうんです。さらに疲れていたり、ストレスフルだったりすると酸っぱくなったり、苦くなったり。もちろん体臭とミックスして楽しむこともできますが、それはかなりの上級テク。髪やジャケットのタグなどにつける方が、失敗が少なく、香水そのものの香りを満喫できますよ。
「香水をつけて手首をゴシゴシこする」つけ方はアリ?ナシ?
皮脂と混ざって香りが変わるから、香水をゴシゴシするのはOUT! 牧野和世さん 香水を手首につけてゴシゴシする。古い映画などでそんなシーンを見たことある人も多いかと思いますが、実はこれはOUTなつけ方。よく“香りがつぶれる”と表現するのですが、こすることで皮脂と混ざりやすくなり、本来の香りが楽しめません。ただ、部屋で読書をするとか、自宅でリラックスタイムを楽しむとか、パーソナルに香りを楽しみたいときは別。自分の肌の香りと混ざることで、より安心感が高まるということも。