インサイトテクノロジー、DB監査ソフト「PISO」がAzure SQL Databaseに正式対応
株式会社インサイトテクノロジーは24日、データベース監査ソフトウェア「Insight PISO」が、Microsoft Azureのマネージドデータベース「Azure SQL Database」に正式対応したと発表した。 Insight PISOは、メモリ空間を直接監視する独自技術「Direct Memory Access」により、システム性能を劣化させずにアクセスログを取得可能なデータベース監査ツール。コンプライアンスのニーズに合わせたリアルタイムでのアクセスモニタリングとアクセスログの記録・保全を行い、監査運用コスト削減、各種法規制への対応、データセキュリティの向上を実現するという。 こうした特徴を持つ同製品は、Oracle Database、Microsoft SQL Server、PostgreSQL、MySQL、Symfowareなどの主要なデータベースをサポートするほか、Amazon RDSのすべてのデータベースエンジン、およびAmazon Auroraにも対応範囲を拡大していたが、今回はさらに、Microsoft Azure環境にも対応したことで、Azure SQL Databaseの監査ログ取得が可能となった。 これにより、企業のクラウドシフトおよびマルチクラウド環境の利用を支援し、オンプレミスとクラウドのハイブリッド環境、さらにはマルチクラウド環境における監査ログの運用・管理をいっそう効率化するとしている。 なおインサイトテクノロジーによれば、データベース監査に関わっている会社員約300名を対象にインターネット調査を実施し、勤務先で採用しているデータベースの種類を尋ねたところ、オンプレミスデータベースが35%だったのに対し、IaaSデータベースが103%、マネージドデータベースが72%になったという。また、今回Insight PISOが対応したAzure SQL Databaseは全体の13%を占め、マネージドデータベースの中では利用者数が4位になっているとのことだ。
クラウド Watch,石井 一志