スペインのビール”エストレーリャ・ガリシア”、パートナーをマクラーレンに変更。フェラーリはアサヒ傘下のビールと提携へ
スペインのノンアルコールビールのブランドであり、モータースポーツに幅広くスポンサードしているエストレーリャ・ガリシア0,0が、2024年シーズンからマクラーレンF1のスポンサーを務めることになった。 【ギャラリー】F1チームはタバコ広告禁止のレースにどう対処したのか? 個性が光る6つの解決策 エストレーリャ・ガリシア0,0は、2023年まで3シーズンにわたってフェラーリのスポンサードを務めてきた。しかしこの契約は終了。今季からはマクラーレンをサポートすることになったようだ。 同ブランドは長年にわたって、スペイン出身のドライバーであるカルロス・サインツJr.をサポート。GP3から、サインツJr.が乗るマシンに同ブランドのロゴが掲げられてきた。 F1に初めて参入したのは2015年。サインツJr.がトロロッソからF1デビューした際、マシンには同社のロゴが掲げられていた。 その後はサインツJr.がルノー、マクラーレン、そしてフェラーリへと移籍するのと共に、スポンサードするチームも切り替えてきた。 しかし昨年1月、フェラーリはアサヒ飲料傘下のアサヒ・ヨーロッパ・アンド・インターナショナル・リミテッドと、2024年から複数年契約を締結したことを発表。最終的に、同社が持つイタリアのビールブランドであるペローニのロゴが掲げられることになったようだ。このペローニは、アストンマーティンF1をスポンサードしてきたが、現在はアストンマーティンのホームページに掲載されているパートナーの一覧からは外れている。 フェラーリがペローニとのパートナーシップを結んだことで、エストレーリャ・ガリシア0,0は、サインツJr.とも別れ、別のチームにスポンサード先を切り替えることを余儀なくされた。その結果として、マクラーレンが選ばれたようだ。 マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、次のようにコメントを発表している。 「エストレーリャ・ガリシアがオフィシャル・ビール・パートナーとして、我々のところに戻ってきてくれることに興奮している」 そうブラウンは語った。 「F1での素晴らしい伝統を持つエストレーリャ・ガリシアは、我々のイノベーションへのエネルギーにマッチするブランドであり、新しいシーズンに向けて彼らと再び協力できることは嬉しいことだ」 エストレーリャ・ガリシアの最高マーケティング責任者であるホセ・カバナスは、次のように付け加えた。 「弊社の国際化プロセスの一環として、優れたパートナーと協力することが成功の重要な要素だ」 「マクラーレン・レーシングとエストレーリャ・ガリシアは、信頼性、クラフトマンシップ、革新性などの価値観を共有しているだけではない。同時に彼らは、差別化に対する強い精神力と、何をするにも型にハマらない姿勢を貫いている」 「我々はパパイヤカラーでのF1の旅の新たな1ページをスタートできることに興奮している。シーズン中に、素晴らしいことで”乾杯”できると確信している」
Adam Cooper