韓国の尹政権、補正予算を来年初めに検討 消費・成長支援へ=報道
[ソウル 22日 ロイター] - 韓国は消費低迷と経済成長鈍化への対策として、来年初めの補正予算編成を検討していると、22日付朝鮮日報が匿名の大統領府当局者の発言として報じた。 尹錫悦大統領は税収が減少する中で財政規律を優先し、これまでに補正予算を編成したのは2022年の政権発足直後のみにとどまる。 朝鮮日報によると、8月に25年支出案を策定して以来、内外の経済状況は大きく変化しており、政府は内需拡大や低所得者の支援、所得と教育の格差是正のために追加支出が必要と考えているという。 企画財政省は8月、来年の政府支出総額を24年比3.2%増の677兆4000億ウォン(4843億ドル)に設定した。05年以来最小となった今年の2.8%増は若干上回ったが、予想されていた4.2%には届かなかった。 大統領府はこの報道について、補正予算に関して具体的に検討されてはいないと返答した。