四日市の「エヌシービー」破産開始決定 津地裁支部 ひな人形や宝飾品小売 帝国データバンク
帝国データバンク四日市支店は9日、ひな人形や宝飾品などの小売を手がける「エヌシービー」(三重県四日市市川原町)が、先月25日付で津地裁四日市支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。負債は約6500万円の見込み。 支店によると、同社は昭和54年に創業し、平成2年に法人化。節句人形を主力とする「人形の勢玉」や宝飾品などの「ジュエリーユマエ」を本社ビル内で運営し、平成11年8月期には約3億800万円の年売上高を計上していた。 一方、少子化や季節行事の簡素化などにより、高価格帯の節句人形を中心に販売が低調に。令和5年8月期の年売上高は約8300万円に落ち込んでいた。立て直しを模索するも販売状況は好転せず、昨年9月に事業を停止した。