UFCデビューを控える朝倉海 (C)Zuffa LLC/UFC

　世界最高峰の総合格闘技（MMA）団体「UFC」のイベント「UFC 310」（日本時間12月8日、米ネバダ州ラスベガス・T-Mobileアリーナ）でUFCデビューを果たす朝倉海（31＝JAPAN TOP TEAM）の密着ドキュメンタリー「Fighter's Code～朝倉海 究極の挑戦へ～」（全5話）が、11月25日午後9時30分から5日間にわたってU-NEXT格闘技公式YouTubeで配信される。 　格闘技のバックボーンはなく、社会人を経てプロ格闘家という異例のキャリアで日本のトップファイターへと登り詰めた朝倉海。このドキュメンタリーでは、なぜUFCという舞台にたどり着けたのか、MMAファイター朝倉海の誕生秘話と、格闘技界の常識を覆してきたこれまでの歩み、そして、UFCデビューにたどり着くまでの舞台裏を本人と関係者の証言でひも解いていく。朝倉海の「今」を鮮明に捉えており、ファンにとっては見逃せない作品となる。 　ドキュメンタリーは、テレビ埼玉で11月25日午後9時から5日間連続放送するほか、Tverでの見逃し配信も実施する。また、本編に先立ち、エピソード0を11月20日から朝倉海公式YouTubeチャンネルで公開する。 　朝倉海はデビュー戦でいきなり、フライ級王者のアレシャンドレ・パントージャ（34＝ブラジル）に挑戦する。当初、UFC 310のメインイベントはUFCウエルター級王者ベラル・ムハマッド（3＝米国）とシャフカト・ラフモノフ（30＝カザフスタン）のタイトルマッチが予定されていたが、今月1日にムハマッドが足指の感染症により手術を行った。これにより試合が中止となり、パントージャ－朝倉海がメインイベントに昇格した。 　UFCのダナ・ホワイト代表（55）はSNSに動画を投稿。メインイベントの変更を報告するとともに「朝倉海は日本のMMAを代表する団体RIZINのバンタム級で2度の王者になり、UFCでは階級を一つ下げての参戦となる。フライ級は最もエキサイティングとも言える階級になってきており、この試合も見応えがあるものになるだろう」と語っている。 　さらに11月21日と11月24日には、U-NEXT格闘技YouTubeチャンネルで朝倉海の兄・未来（32）による過去試合の解説動画を公開する。解説する試合は、パントージャが昨年12月にブランドン・ロイバル（米国）と対戦した「UFC 296」と、23年大みそかに朝倉海がRIZINバンタム級王座を奪還した「RIZIN.45」のフアン・アーチュレッタ（米国）戦の2試合。「UFC 310」で朝倉海のセコンドに入ると発表した未来が見た弟とパントージャについて、未来ならではの新たな視点を交えた解説が楽しめる。