菊地氏(県経営管理部次長)を擁立 氷見市長選で自民支部
自民党氷見市支部は20日、林正之市長の辞任に伴う市長選で、富山県経営管理部次長の菊地正寛氏(56)=富山市向新庄町、氷見市鞍川出身=の擁立を決めた。菊地氏は「市民のために全力で頑張り、林市長がまいた種を芽吹かせ、花を咲かせたい」と述べ、能登半島地震の復旧復興や人口減対策に意欲を示した。 菊地氏は20日、県を退職した。今後、住所を氷見市に移す考えを示した。 市長選は10月20日告示、27日投開票で行われる。市長選では菊地氏以外に具体的な動きはみられない。自民市支部は菊地氏を推薦する方向で調整する。 支部の候補選考では、複数挙がった他薦候補を菊地氏に絞り込んだ。自薦で意欲を示した市議2人、元国交省職員の3人を含めた4人の中から菊地氏に一本化し、20日の選挙準備委員会・役員会で決定した。震災の復旧復興などに対処できる即戦力の行政手腕を評価した。 菊地氏は明治大法学部卒。1991年に県庁入りし、健康対策室感染症対策課長、広報・ブランディング推進室長・広報課長などを経て現職。