1日15分だけ本に集中する「1%読書術」。ボーッとしてたら過ぎちゃう時間で知識貯金
1日の99%はそのままに、1%に新しい工夫を
さて、ここからはマグさんがたどりついた読書術の紹介です。 「読書が大好きなのに時間が確保できない」という人も、「苦手な読書を習慣にして見聞を広げたい」という人も、読書効率を最大化させることで、15分という短い時間でも知識を貯金できるというのです。 「1%読書術」基本メソッドは、以下の6つがポイントとなります。以下の6つの動作を1%(15分)で行なうことを目指しましょう。 1. 目的を定義する まず読む本を選んだら、その目的を明確にしましょう。 「朝礼の1分スピーチで話すネタがほしい」「速読を習得するため」など、どんな目的でもOKです。 2. 目次を開き予測する 設定した目的の解決となりそうなページを、目次から見定めます。 目次を見て、本の内容を予測することで、最短で自分の必要とするページにたどり着けるそうです。 3. 気になるページを飛ばし読みする 見定めたページを開いて、飛ばし読みをします。 「1」の目的が明確となっているので、欲しい情報が「ピン」と目にとまるそうです。 4. 目的の箇所を読み込む 目にとまった場所を、一字一句じっくりと読みます。 著者が主張したいこと、その理由、具体例を押さえて、じっくり読み込みましょう。 5. 言葉を置き換える 読んだあとは必ず「自分の言葉」に置き換えてください。「要するに、◯◯ってことだ」と、説明できるように一文にします。すると、自分で定義した言葉がフックになり、記憶に定着します。 (『1%読書術 1日15分の知識貯金』9ページ) 6.想起し、考えながら休憩する 目をつぶって、これまでの流れを頭のなかで思い返します。 マグさんはこのように語っています。 大切な知識だと海馬に認識させ、長期記憶に落とし込むため これを15分でやるのは至難の業。 はじめは同じ本を繰り返してやるのもいいし、今日は半分の「3」まで、明日は残りの「6」まででもいいかもしれません。 できなくても長々とやらず、15分を1クールとして感覚に覚え込ませるといいのかなと感じました。 1日1%の知識貯金をするというアイデア。 はじめは読書からはじめてみてペースをつかみ、いずれは英語の学習やジョギング、片付けといったことに応用もできそうな気がしますね。 1日の99%はそのままに、1%に新しい工夫を。そんな時間の使い方、とても有意義ではないでしょうか。 ──2022年9月30日の記事を再編集のうえ、再掲しています。 Source: KADOKAWA
ライフハッカー・ジャパン編集部