J2長崎、浦和にジャイキリ勝利 下平監督「死闘をしっかりものにした」 磐田に続きJ1勢を撃破
◆YBCルヴァン杯▽1次ラウンド3回戦 長崎1―0浦和(22日19時・トランスコスモススタジアム長崎) J2長崎がJ1浦和を1―0で下し、プレーオフラウンド進出を決めた。 昨年のアジア王者を相手に“ジャイアントキリング”を起こした。序盤から浦和に押し込まれる展開が続き、後半25分には長崎DFモヨマルコム強志が浦和FWソルバッケンの顔面に頭突きしたことで一発退場となった。 1人少ない状況の中、後半33分にMFギリェルメのペナルティーエリア右からのクロスにFWフアンマがヘディングシュート。ゴール左下に決め、値千金の先制ゴールを奪った。終盤は浦和の猛攻を受けたが、GK若原智哉を中心に守り切り、完封勝利した。 下平隆宏監督は「選手たちがこの死闘をしっかりものにしてくれてうれしく思います」と喜びの表情。J1の強豪・浦和からの“金星”に「クラブとしても非常に大きなこと。J1の2チームをたたいて上にいけるのは非常にチームとしても力を発揮できた」と、かみしめた。 序盤から相手にボールを支配され、終盤は数的不利の劣勢を耐えた。「守備ではボールを持たれること、揺さぶられるのは覚悟してた。選手たちはラインコントロールとスライドを切らさずにやってくれたのがよかった。攻撃ではしっかりボールを持つことにトライしてくれた。うまく選手たちがやってくれた」と、たたえた。 今大会は2回戦の磐田に続いてJ1勢を撃破。これで現在2位のJ2リーグ戦を含め、公式戦17試合負けなしとなった。「この勢いをしっかりリーグ戦にもつなげたい。勝ち続けられるように準備したい」と語った。
報知新聞社