“不倫同棲”を解消した中村芝翫、妻・三田寛子の元に戻るも相手女性と別れられない深刻事情
SNS時代は暴露の危険性が伴う
もし芝翫さんがA子さんの気持を無視して、無理やり実家から追い出すような形で別れれば遺恨が残り、A子さんがSNSで芝翫さんの行いを暴露してしまうかもしれない。こうなると芝翫さんのイメージダウンにつながるでしょう。三田さんも有名人ですから、暴露のターゲットになりえます。賢夫人として名高い三田さんですが、二人の結婚生活、もっと言うと妻としての三田さんのウラの顔をA子さんが暴露したのなら、三田さんだってノーダメージではいられません。 不倫が長引くほど、妻と不倫相手が正面衝突する確率も上がりますが、もし三田さんがA子さんを傷つけるような言動を取れば、これまた暴露の対象となってしまう。こう考えた場合、芝翫さんはA子さんと無理に別れるわけにいかないし、三田さんも民法で保証されている妻の権利をふりかざしてA子さんを責めるわけにもいかず、すべてを我慢して飲みこむしかないのではないでしょうか。 SNSが出現したばかりに、有名人は暴露の危機におびえることになってしまいましたが、有名人のSNSは拡散力があるため、ある種の攻撃にもなりうると思うのです。芝翫さんの度重なる不倫によって三田さんへの注目度は高まり、三田さんのインスタグラムは、よくネットニュースに取り上げられています。 芝翫さんとA子さんが別れたという報道の後、三田さんのインスタグラムには芝翫さんと息子さん三人での誕生会の様子がアップされていました。また、お姑さんの米寿をお祝いとして、母さんの首に手をまわし、頬をくっつけるというかなり親密な関係性を示すポストがあり、嫁になれてうれしいというハッシュタグをつけています。 結婚してからずっと成駒屋という家と家族を大事にしてきた三田さんらしい投稿で、日常のひとこまを投稿したにすぎないことでしょう。しかし、もし別れを完全に受け入れていないA子さんがこの投稿を見たら、どう思うでしょう。 家族になれない自分を思い知らされるかもしれません。そこで、もう既婚者とは関わらないと気持ちを切り替えられたらいいのですが、自分に対する勝利宣言だと感じてしまったら、そう簡単に引き下がってたまるかという気持ちになるのではないでしょうか。 芝翫さんは今が昭和でないことを理解しているのでしょうか。昭和であれば、スターが不倫して、あげくに相手をポイ捨てしても誰も文句は言わなかったでしょう。SNSもありませんから、暴露の危険性もほぼなかったと言えます。けれど、今は令和です。暴露の可能性に加えて、妻(不倫相手)が不倫相手(妻)のSNSを見てしまい、時に深読みして事態が膠着化することも十分考えられます。 こうやって見ていくと、芝翫さんは、三田さんのことはもちろん、不倫相手に対する思いやりもないんじゃないかと思えてならないのです。不倫といってもいろいろなケースがありますから、ひとくくりにはできませんが、自分のことしか考えない。不倫を繰り返すオトコのヤバさをひと言で言うなら、これに尽きるのかもしれません。 仁科友里(にしな・ゆり) 1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。『サイゾーウーマン』『週刊SPA!』『GINGER』『steady.』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。また、自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む男女の相談に応えている。2015年に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)を発表し、異例の女性向け婚活本として話題に。好きな言葉は「勝てば官軍、負ければ賊軍」
仁科友里