ソフトバンク甲斐拓也、FA権行使は熟考へ 巨人などが水面下で調査も 行使なら争奪戦に
ソフトバンクの甲斐拓也捕手(31)が3日、今年4月初取得したに国内FA権の行使について熟考の構えを見せた。取得した際には「1軍の舞台でプレーしてきた証しであるFA権を取得できたことは、プロ野球選手として大変うれしく思います」と球団を通じてコメントしていたが、日本シリーズが終了したこの日は「悔しいの一言なので、そこ(FA権)は今後のことなのかな」と話すにとどめた。 ■リーグVも大ナタ…ドラ1右腕らが大量構想外【一覧】 ただ、育成選手としてプロ入りしながら侍ジャパンの正捕手にまで上りつめた甲斐を巡っては巨人などが水面下で調査を進めているとの情報もあり、権利行使となれば今季年俸2億1000万円からのアップと複数年契約を用意して残留を望むホークスとの争奪戦となることが予想される。 大分・楊志館高から10年育成ドラフト6位で入団した甲斐は13年オフに支配下登録されると、18年の広島との日本シリーズでは6度の盗塁を全て阻止する活躍を見せ、打点0ながらも最高殊勲選手(MVP)を獲得した。さらに17年~22年にかけては6年連続でゴールデングラブ賞を受賞。17、20、22年にはベストナインにも選出された。また、金メダルを獲得した21年の東京五輪や3度目の優勝を飾った23年のWBCなど侍ジャパンでも活躍した。 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社