有村架純が誰かから傷つけられた時に考えること、すること
作品によって生まれた悩みも、作品で救われていく
インタビューをしていても感じる、演技への静かな熱情。観る者の心をじわりと動かす、その熱の源泉はどこにあるのか? そして俳優という仕事を続けるモチベーションとは? 「作品に入るたびに『ああ、もうできないかも』と思う瞬間もあるんですけど、作品によって生まれた悩みも、結局は作品で救われていくんですよね。だから続けていかないと、答えも見えてこない。 もちろん作品を観てくださった方やファンの方たちから、『あの作品がすごく好きです』と言われたりすると、私がやったことが誰かには残っていることがすごく幸せだなと感じますし、一つでも多くそういったものを届けたいなと思います。でも自分自身のことだけを考えると、そういう思いが根底にあります。 たとえその瞬間は悩んでいても、続けていくことで『あ、これだ!』というものが見つかるんです、絶対に。だからこそ、この仕事を続けている気がします」 有村架純 1993年2月13日生まれ、兵庫県出身。ドラマ「ハガネの女」(2010年)で俳優デビュー。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(2013年)で注目され、映画『ビリギャル』(2015年)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞・新人俳優賞をW受賞。菅田将暉と共演した『花束みたいな恋をした』(2021年)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した。 Netflix シリーズ「さよならのつづき」 菅原さえ子(有村架純)が恋人の中町雄介(生田斗真)からのプロポーズを受けたその日、雄介は交通事故で亡くなってしまう。北海道のコーヒー会社で働くさえ子は仕事に没頭しようとするが、雄介がくれた愛の大きさに日々気づかされていた。ある時、さえ子は雄介の心臓を提供された相手から手紙を受け取る。ルールに従って無記名でお礼を書いたのは、大学職員の成瀬和正(坂口健太郎)。彼の病を知った上で一緒になったミキ(中村ゆり)と、リンゴ園を営む彼女の実家で暮らしている。手術に成功した成瀬は驚くほど元気になるが、時々フラッシュバックする自分のものではない記憶に違和感を覚えていたー。 北海道、ハワイの壮大な風景を舞台に、運命に翻弄されるふたりの美しくも切ない、“さよなら”から始まる愛の物語。 出演/ 有村架純 坂口健太郎 生田斗真 中村ゆり 奥野瑛太 伊藤歩 古舘寛治 宮崎美子 斉藤由貴 イッセー尾形 三浦友和 脚本/岡田惠和 監督/黒崎博 Netflix にて独占配信中 ヘアメイク:尾曲いずみ/Izumi Omagari スタイリスト:瀬川結美子/YUMIKO SEGAWA トップス19,800円 パンツ23,100円 ベルト9,900円 全てミースロエ/ミースロエ ルミネ新宿1店 問い合わせ 03-6304-5660 リング13,200円 フリンク 問い合わせhttps://www.flynktokyo.com シューズ36,300円 マナ/コンコルディア 問い合わせ03-5829-6611
上田 恵子(ライター)