MUCA展アンバサダー 水上恒司に突撃インタビュー!アートは“出合いのツール”その言葉の真相は?
アーバン・アートと現代アートの展覧会・テレビ朝日開局65周年記念『MUCA(ムカ)展 ICONS of Urban Art ~バンクシーからカウズまで~』が、六本木・森アーツセンターギャラリーにて現在開催中。その東京会場公式アンバサダーに俳優の水上恒司さんが就任し、MUCA展をPR! 恒司さんに熱いアート論を聞くべく、直撃インタビューしました。
アーバン・アートが東京に集結!
大分、京都と巡ってきたMUCA展が最終の地・東京に上陸。MUCAとは「Museum of Urban and Contemporary Art」の略で、ドイツ初のアーバン・アートと現代アートに特化した美術館のこと。1200点以上の作品を収蔵するヨーロッパ最大級のアーバン・アートと現代アートコレクションを代表する存在。 ちなみに、この「アーバン・アート」とは、現代の都市空間で発達した視覚芸術を指し、一般的には、壁や建物、道路や橋などの公共の場所にアートを描くこと。グラフィティ、ストリート、ポスター、モザイクなど、その種類も多岐にわたり、ときに政治的・社会的なメッセージを伝えることも。これらのアートは、都市の景観を変えることでそこで生活する人々の心に訴えかけるのだ。 そんなMUCA展、気になるラインナップは、バンクシーやカウズなど有名アーティストの貴重なコレクションが60点以上並ぶ。日本初上陸の作品を含む大展覧会、この目で観られるチャンスは絶対に逃したくない!
東京会場公式アンバサダー 水上恒司にインタビュー!
その東京会場公式アンバサダーに水上恒司さんが就任したというニュース! 以前、GINGERでの連載「やってみた。」で陶芸や流れるアートに挑戦していた恒司さんは、その後もさらにアートの才能を開花させ、編集部も熱視線を送っていたところ。これは恒司さんに話を聞かねば――と使命感に駆られ(!)、MUCA展やアートについてインタビューを決行! ――東京会場公式アンバサダーに就任した気持ちを教えてください。 「ちゃんと絵に向き合っていない僕でいいんですか?」っていう気持ちと、「でも、そんな僕だからこそ、この展覧会にいらっしゃる方々と同じような意見や同じ視点があるのかも」という気持ちがあって。訪れる方と近い視点で伝えられることがある!と期待しながらこのお話を受けました。 ――展覧会の様子をご覧になっていかがですか? 京都会場にも訪れたことがあるんですが、会場が違うだけなのに、同じ作品でも見え方が違うなと思いました。僕も恥ずかしながら個展をしたことがあるんですが、建物の造りや展示の仕方、作品の前に来るまでの空間っていうのを含めて、アートになり得るなと思いました。 ――今回は60点以上が展示されます。もし、展示物のなかで、自宅に飾るとしたら? うーん、そんなに広い家に住んでるわけじゃないからなあ。僕の世代からすると、すごく身近ではありつつも価値のあるもの、カウズのオールブラックのブロンズですかね。1つ置くだけで「お!」ってテンションが上がると思います。 ――このなかで印象的な作品はどれですか? バンクシーの『アリエル』です。「どういうふうに着想を得て、どの部分から作り始めたんだろう」ってすごく不思議に思いましたね。立体の作品って、僕の中ですごく異質で、身体の中にDNAが全くないものなので、すごく感化されました。