【広島】ドラフト1位・佐々木泰、平和記念資料館を母と訪れていた「少し胸が苦しくなります」「思い入れの強い球団ということも再認識」
広島の新入団8選手が18日、マツダスタジアムなど施設を見学した。県岐阜商出身のドラフト1位・佐々木泰内野手(21)=青学大=は入団発表があった17日に広島平和記念資料館を訪れていたことを明かした。 「これからこの広島で生活することになるので、歴史というか、そういうことに触れておきたい気持ちもあった」 もともと戦争などの歴史に「関心や興味もすごく持っていた」といい、原爆投下後の様子をストレートに伝える同史料館に「母さんと2人で」初めて足を運んだ。 「この地でこういう悲惨なことがあったと思うと、少し胸が苦しくなります」 戦禍を直視し、立ち上がってきた歴史もあらためて見てきた。 「カープが、復興のときと同じくらいにできて市民の方と一緒につくり上げてきた、そういう思い入れの強い球団ということも再認識した」 復興の象徴だったカープのユニホームを着て、プロとして歩んでいく。「そういう歴史を背負って戦えるというのを自分としてもすごくうれしく思っている」。一つの覚悟が芽生えていた。
中日スポーツ