【阪神】「捕手ってすごく大きい。走る時に躊躇する」虎のリードオフマンが甲斐キャノン警戒
阪神・近本光司外野手(30)が28日、巨人にFA加入した甲斐を警戒した。地元の兵庫・淡路市で一般公開して集まった約1500人のファンの前で自主トレ。ソフトバンク時代の強肩捕手から盗塁は5連続成功中だが、「捕手ってすごく大きい。今年ならDeNAの山本、巨人の岸田もそうだし、走る時に躊躇(ちゅうちょ)する一つでもあるので」と思案を巡らせた。 VS甲斐の盗塁成功率は7割1分4厘(成功5、失敗2)。今季は6月14日からの3連戦中(みずほペイペイ)に2試合続けてスチールを決め、昨季も1試合2盗塁した。それでも、好データの話題に「2個ぐらい失敗しました。3年ほど前に」と苦笑い。21年の2度の盗塁死を自ら思い返し、甲斐の印象を問われても「僕が言えることはないと思います」と話すにとどめた。 22年から3年連続の盗塁王は“甲斐キャノン”対策へ、藤川新監督との意思疎通も重要視した。「監督としっかりコミュニケーションを取ることが大事。そこ(厳しい相手)でも走ってほしいのか、(成功の可能性が)100%に近い数字だったらいいのか」。伝統の一戦で新たな見せ場が生まれそうだ。(小松 真也)
報知新聞社